個人事業所ベースの廃業率は、10年で 90%。
会社・法人の倒産率と個人事業ベースの廃業率は違う。
ネットの世界ではここを誤って記事を書いている者が多い。
「商売をしている者・団体の廃業率」と言ったらよいのかもしれない。
◊我々庶民の現状
経済成長が低下し、なかなかイノベーションが生まれにくいこの日本。
特別な能力や高度なスキルを持っている方なら別だが、サラリーマンとして自分を高く売れる時期というは、まことにタイトな期間となる。
天下暴論・多事騒音でもの申すと、35歳がリミットとも表現できる。
平均年収400万と言われるこの日本。
かみさんにいくばくか働いてもらい、年収500万~というとこが現実であろう。
その年収で家のローンと子供の教育費を払い、マイカーローンにレジャー代金も払う。
これでは亭主のおこづかいが、昼食代込みの3万円になるのはうなずける。
日本の教育費というのは、えらく高い。
よって親を巻き込んでの生活の維持、という選択を実行している者も少なくない。
♠起業・商売をすると考えたら
そんな俗世で商売を成功させると考えると、まず思いつくのが ”激安” “格安”というキャッチフレーズを錦の御旗とする。と、考える者も少なくないだろう。
Webマーケティングを行っている方はうなずけるかと思うが、検索キーワードでも”格安”というワードは個別データのベスト3に入る。
よってSEOキーワードを考える場合でも、「〇〇〇 格安」というワードは無視できない。
「格安 ディズニーランドツアー」「格安 ホテル」「格安 スマホ」などは鉄板である。
しかし、潤沢な資金と商材を安定供給できる環境を持った者・団体ならこのキャッチフレーズを錦の御旗として突き進み、勝ち残る可能性もある。
しかし、小規模法人・個人レベルでこのキャッチフレーズ・スローガンを錦の御旗にすることはデンジャラスとも表現できる。
いや、継続が難しくなる。
10年後には消滅する確率が高くなると表現できる。
だが、”格安”というワードは強い。
グーグルアドワーズで広告を掲載した結果、アナリティクスでアクセス解析した結果、データを解析してみると、「〇〇〇 適正価格」という検索クエリなど無い。
これが現実だ。
♣では、小規模法人レベル・個人レベルではどうする ?
「プラス」、やはりプラスなのだと感じる。
「プラス」というと、ポイント倍増とかクオカード進呈とかを考える人も多いだろうが、個人レベルでポイント倍増と叫んでも弱い。
クオカードをあげると言っても、限度がある。
ならば、「プラス」はなに ? と考える。
それは、やはり、人が喜んでくれる・人がその瞬間、幸せな気分になってくれる・満たされた気持ちになってくれる。
だと感じます。
で、具体的にそのプラスとは ? どう人を満たす ?
答は、「未来が開けた・未来を確信した」と先様がそう感じたら強いと思う。
- その商品を取り扱えたら、売り上げが上り損益計算書が最適化される。
- その環境を安定した状態で確保できたら、ビジネス戦略の幅が広がる。
- その取引ができたら、赤字脱却の矢となる。
そう、先様が思ってくれたら、貴方は「有益かつ大切な人」となる。
少なくとも両社・両者がINGの時は、取引・付き合いが継続する。
逆な言い方をすれば、「そうでない人・者・団体」と認識されたら、ビジネスという世界・商売人という概念では、「必要のない人・者・団体」とも言える。
♦リスクヘッジの本当の意味 ?
IQは高い、所得も高い、学歴も高い、社会的な地位も高い。
しかし、かみさんが不機嫌な理由がわからない。
子供との距離がつまらない。
親が悲しい表情をする、その意味がわからない。
やがて組織から卒業する日がくる。
退職・独立、理由は別にして必ず訪れる。
その時残ったものはなにかと考える。
有価証券と土地の権利書。
しかし、それ以外は失った。
いや、形式としては存在するが温もりはない。
ビジネスと人生、カテゴリーは違うがリンクしていると感じる。
10年後・20年後、存続する・しているとは「必要な 者 となる」。
かも、しれませんね。
それが戦略・戦術、いやリスクヘッジ。
いやいや、”営み 生きる” 事と想う。
そんな今日この頃。