二匹の龍。

 

こんな講師の開催するセミナーに、是非参加したいものだ。

 

 

例え大金を払ってもね。

 

◊「ポケモンを開発したことで、人々が外に積極的にでる事が喜びの一つでもあるのです」

と、野村達雄氏は言った。

 

ゲームアプリポケモンGOのプロジェクトの開発リーダー野村達雄氏。

ゲーム開発当時野村は入社3年目の若手エンジニア。

いわゆる若手のプログラマー。

 

Windows98 セコンドエディションを購入して、独学でゲームのプログラムをしたと言う彼。

それも新聞配達で稼いだお金だという。

今時こんな若者がいるのかとびっくりする。

 

その若手苦労人プログラマー野村達雄氏と、元作詞家のなかにし礼氏がテレビで対談していた。

彼らの共通点は満州という地である。

なかにし礼氏は満州へのソ連軍の参戦のため、命からがら日本に帰ってきた引き上げ者。

野村達雄氏も戦争の影響を受け、満州に残った・満州で生きる事を選択した者の末裔。

8才で一族ごと日本に帰ってきたという。

共に零下30度を下回る極寒の地から来た者同志。

誰が見てもじいちゃんと孫という映像なのだが、見ていてなんとも 気配 が良いのである。

 

生と死を理解して、その向こうに進んだ者とも表現できる。

いや、きちんと生きると想った二人なのであろう。

 

♠しかし、このプログラマーの野村達雄氏がこうも言った。

「ゲームのプログラムのきっかけは?」という質問に「ゲームでズルをしたかったので」と答えた。

いわゆるイカサマをしたいと言った。

なんとも興味深い答だし、人間臭い答である。

だが、こうも言った。

 

「いつしかズルしたいとか、ゲームを上手くなることよりも作りたい」という気持ちになったと。

 

この若きプログラマー野村達雄氏、現在の中国で貧しい暮らしを経験したのち、日本に帰ってきた。

その幼少期の体験が今の自分を作っている・モチベーションを維持するものだとも言っている。

 

「頑張れば今日より明日が、未来が良くなる」と。

 

良いお歳ぶっこいちゃったオジサンが言うのなら、良くある話しと思えるが、ソースコードを打ち込む若きプログラマーが言うとなんだか新鮮である。

もちろん世界的大ヒットを飛ばした者が言うのだから、説得力があるのは当然だが、歳若くして理屈ではなく実体験で理解したというのが凄いし、リスペクトできる。

 

♥わたくしの天下暴論・多事騒音

で、もの申すと、プログラマーの方には大変失礼だが、ソースコードは理解できるが・・・。

人が何に困っていて、何を解決したいかを上手く理解する事が・・・。

どんな時でも理詰めで言葉少なく話すせいで、誤解している部分もあるかとは思うのですが、わたくしの関わった少数の方は良い意味を込めて誤解を恐れずに申しますと、大変失礼ではございますが、優秀かつ浮世離れした人が多かったのが現実だったもので・・・偏見ですね。

 

 

しかし、このプログラマー野村達雄氏、日本でバナナが100円でいくらでも売っているが嬉しくて、毎日スーパーで買い食べ、「幸せ」だったと語った。

 

♦官能的な生き方 ?

新聞配達をしてパソコンを購入して、バナナを食べ幸せという若者。

言葉を変えたら「官能的な生き方」とも言える。

苦しい・楽しい・幸せを素直に表現できる生き方は、やはり「官能的」と表現できる。

 

なかにし礼はこう彼に言った。

 

「死なないのであれば、すべてはいい経験」だと。

 

なんとも言えない会話である。

全てを経験・理解した者達の会話である。

 

◊デジタルな思考 ? デジタルなロジック ?

昨今、情報社会のせいもあるが、聞いた・見ただけで経験したつもりになっている人も多数見受けられる。

いわゆる理屈で生きる者も多い。

それなのにこの若きプログラマーは経験して、創造して、成し遂げた。

お金も相当稼いだと存じる。

 

デジタルな仕事の根底を支えるものが、幼少期の体験というアナログの心根。

デジタル的脳・その内面がアナログの実体験。

 

真、多様性の良い結果とも言える。

 

庶民的デジタル脳

グーグルアドワーズで広告を出し、アナリティクスで解析し、傾向と対策を練る。

それを反映して再構築&リ アクション。

データべースから全ての情報を取り、結果をはじき出しお金を稼ぐ。

身近なWebマーケティングの常識。

 

トラブっても、データをチェック。

表示回数にもクリック率にも問題がない、しかし数字がでない。

ならば原因はコンテンツ。

大きく言えば事業計画の見直し。

なんて感じで進んで行く。

 

HTML・CSSなどの記述に間違いがなければ、Webというソースコードの集合体は裏切らない。

SEOを強固なものにしたいのなら、ソースコードを付け足す。

データを基に、正しくプログラムすれば後は時間という問題だけで全ては解決する。

なんてロジックを俗世間・人間関係に当てはめる人もいる。

しかし、人間にプログラムやロジックなど通用しない場合がある。

 

「興味ないし、オマエの言う事は聞きたくない」と相手が考えたら、そこでフリーズ。

 

なのである。

頭が良く処理能力は高いのであるが、”生もの”の習性と想定外という事に著しく弱い。

これが言葉は悪いが、良い意味でも、悪い意味でも使用する、「専門バカ」である。

決して、悪口ではありませんので、ご理解願います。

 

♠龍というエネルギー

官能的に生きて、デジタルで表現して人を楽しませる。

そして、お金を稼ぐ。

官能というアナログの最たるものと、ソースコードの塊であるデジタルを理解した者が創造するエンターテイメント。

社会現象的大ヒットするはずだ。

 

そして、諸説いろいろであるが、龍=エネルギーとも言われている。

 

こんな若き龍=昇り龍がセミナーを開催してくれるのなら、わたくしは大金を払ってでも、生で気配を感じたい。

 

天かける若き龍。

昇り龍の今後の活躍を、心より祈り応援したい。

 

 

そんな今日この頃。

 

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